マインドフルネスについて

2016年に、「マインドフルネス」は、NHKで「サイエンスZERO」 「ガッテン!“ボケない!脳が若返る‘めい想パワー’SP”」や「キラーストレス」などで「マインドフルネス」について紹介されました。みなさんは、「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この「マインドフルネス」についてお伝えしていこうと思います。

「瞑想」の効果

「瞑想」をおこなうと遺伝子のレベルにもいい影響を与え、特に「長生き遺伝子」といわれる 「テロメア」の老化を防ぐという研究結果がでています。
「瞑想」をすると「海馬」の体積が5%大きくなることもわかっています。
さらに8週間の瞑想で、「海馬」の他に「小脳・脳幹」などが増加するそうです。
ちなみにストレスを受けると海馬が縮んでしまいます。
私たちは1日に18万7000項目の事を考えていると言われています。そのほとん どが過去の後悔や将来の不安だそうです。 「瞑想」をすると「海馬」がそういった忙しさから解放され、活発に動けるようになるといわれています。
「マインドフルネス瞑想」は、宗教性を排除したことで、世界中に広まっています。仏教瞑想をルーツとして開発されたものですが、最新の脳科学により、わずか数日の実践で脳が改善することが分かってきており、
欧米を中心に心理学的療法(認知療法)の効果があることが認められ発展しています。
ビジネスの世界では効率をアップさせると大人気で、さらに医療の現場では、メンタルヘルス疾患や痛み、うつ病の再発防止などでも応用されています。
「マインドフルネス」とは、日本語で「気づき」を意味し、過去や未来ではなく、“いま、この瞬間”の自分に意識を集中させ、五感や心で感じた“あるがまま”の状態を受け入れる手法です。

姿勢 : 床に座って胡座をかくか、椅子に座ります。
背筋を真っ直ぐ伸ばして、背筋の他は楽な体勢になります。
目 : 軽く瞑るか薄眼を開けます(半眼)。 口 : 軽く閉じて、舌を上の歯茎の内側につけます。
手 : 軽く膝の上に置きます。座禅を組むときのように手を組んでも構いません。

① 一度、肩を上げた後に“力を抜いて”落として、体から力を抜きます。
② この姿勢を維持したまま「鼻」だけで静かに呼吸をします。
③ その間自分の呼吸だけに集中します。呼吸の長さをコントロールしないのがポイントです。
④ 息が入ってくるとお腹や胸がグッと膨らんでいき、息が出ていくとお腹や胸がグッとへこんでいきます。ただ、それを感じて(見守っている感じ)ください。

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