禁煙を成功させるには

喫煙には「身体的依存(ニコチン依存)」と「心理的依存(習慣)」の2つの依存があり、煙者の7割以上は「ニコチン依存症」です。タバコは、気合いや根性だけではやめられません。
~依存症に至るメカニズム~
タバコを吸うと数秒でニコチンが脳に供給されます。
ニコチンを「一気に」「間欠的に」摂取するのが最も依存しやすくなります。続けてタバコを吸っていると、脳にニコチン受容体が増え、ニコチン受容体はニコチンを受取り、快感物質であるドパミンを供給します。

tr-retreat.jp

ニコチン依存症? 禁煙開始は一気に!

「依存症の治療」は「徐々に」ではなく、「きっぱりゼロ」にすることが、最も効果的で楽な方法です。
ちなみに「アルコール依存症の治療」も同じです。
禁煙を始める時には、決めた日からタバコ・灰皿・ライター・タバコ購入用カードなど全部捨てる、喫煙者や喫煙場所に近づかないことをお勧めします。
禁煙するとイライラ、ソワソワしストレスが増したように感じるかもしれません。
完全に禁煙した後、ニコチン受容体が減少していくのに必要な期間は3~7日間です。この山を過ぎると、徐々に禁断症状はとれていきます。1ヶ月くらいすると、以前のようにほしくはなくなります。
ただ1本でも吸ってしまうと逆戻り(再発)になります!

◎吸いたくなったら「代わりの行動」
 深呼吸・水や茶を飲む・体操・歯磨き  
◎脳が喜ぶドパミンを得る行動をする
 趣味・音楽を聴く・運動
◎家族・友人・ペットなどとの時間を作る
◎睡眠の時間を長くする
◎自分に対して「すごい!」とほめ、自信をもつ
◎ういたタバコ代で、自分にご褒美をあげる
◎体調がよくなっていることを実感する
◎怒りや悲しみなどがわいてきたら
 深呼吸・ほほえむ・体操・あくびをする・のびをする・休息をとる
◎カロリーの少ないもの(水・茶・野菜など)と運動を積極的に

関連記事一覧

  1. tr-retreat.jp

    こころに響く本

  2. セラピールーム-リトリート

    アンガーマネジメント その1

  3. tr-retreat.jp

    部下に対する態度