平成24年10月1日~7日は、第63回全国労働衛生週間です。
最近、学校ではいじめの問題が目立ちますが、職場内の人間関係は良好でしょうか?
今回は管理職向けに、“部下に対する態度”を再確認していただければと思います。
平成22年国民生活基礎調査(厚生労働省)の悩みやストレスの
状況のある者を年齢階級別にみると、男女ともに「40~49歳」が
最も高くなっています。
40代は仕事でも家庭でも責任が重くなり、悩みやストレスをたくさん抱
えています。子どものこと親の介護などもある中、部下の教育や指導も
しなくてはなりません。部下の対応に悩まれている人もいるでしょう。
~日々の業務の中で、以下のような態度はとっていないでしょうか?チェックしてみてください~
部下に対して暴言を吐く 「こんな間違いをするやつは死んでしまえ、お前は給料泥棒だ」
悩みやストレスが最も高いのは40代!
- 上司が具体的な指導をせずに「君の○○が下手なのは、性格のせいだ」などと言う
- 部下のミスを執拗に非難したり、皆の前で大声で長時間叱責したりする
- 上司の意向に沿った意見しか許可しない、自分のミスを部下に転嫁する
- 現実不可能な業務を強要する
- 無視する、わざと咳払いする、見下すしぐさをする、否定する
メンタルヘルスも早期発見 ・ 早期対応が重要です!
部下に対してしていませんか?
これらは部下からのSOSのサインです。
部下の変化に気づくためには日頃から部下に関心を持ち、部下の
行動や人間関係の持ち方などについて知っておくことが必要です。
~ 「いつもとちがう」部下チェック ~
・ 遅刻、早退、欠勤が増える
・ 休みの連絡がない(無断欠勤がある)
・ 残業、休日出勤が急に増える
・ 仕事の能率が悪くなる(思考力・判断力低下)
・ 業務の結果がなかなか出てこない
・ 報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
・ 表情に活気が無く、動作にも元気がない(あるいはその逆)
・ 不自然な言動やミスや事故が目立つ
・ 服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする