ストレスになりやすい「タイプA」(性格タイプ その1)

現在では、遺伝子検査をおこなえば将来かかりやすい病気がわかるようになりましたが、今回・次回は、検査をおこなわなくても病気のかかりやすさがわかる「性格のタイプ」をご紹介します。

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「タイプA」とは?

1959年、アメリカの医師 フリードマンが心臓病の外来で待合室のイスの座面の前の部分が、異常に早く擦り切れているのを見つけました。待合室を観察すると、心臓病患者はすぐに立ち上がれるよう、浅く腰掛けている人が多かったため、イスの座面の前が擦り切れていました。そのことから、フリードマンは攻撃的、挑戦的で、責任感の強い人ほど心臓病になりやすいのではないかと考え、このような性格・行動パターンを「タイプA」と名づけました。タイプAは「せっかち」「怒りっぽい」「積極的」「競争心が強い」という特徴があり、それぞれにあてはまる人ほどタイプA気質が強いと考えられます。ちなみに血液型のA型とは関係ありません。

「タイプA」かどうかチェックしてみましょう。17点以上が「タイプA」です

 

あなたの生活行動にあてはまるものに○をつけてください。 いつも しばしば
1.忙しい生活ですか 2 1 0
2.毎日、時間に追われる感じがありますか 2 1 0
3.仕事や何かに熱中しやすいですか 2 1 0
4.熱中していると、他のことに気持ちのきりかえができにくいですか 2 1 0
5.やる以上は徹底的にやらないと気がすみませんか 4 2 0
6.仕事や行動に自信をもてますか 4 2 0
7.緊張しやすいですか 2 1 0
8.イライラしたり、怒りやすい方ですか 2 1 0
9.几帳面ですか 4 2 0
10.勝ち気な方ですか 2 1 0
11.気性が激しいですか 2 1 0
12.他人と競争する気持ちを持ちやすいですか 2 1 0

「タイプA」の人は、向上心をもち、完璧性をめざして積極的に行動するので職場では有能な人材です。しかし、タイプA行動は、最小限の時間で、多くの事を成し遂げようとする慢性的な葛藤下におかれています。そして「タイプA」の人は自らストレスの多い生活を選びストレスに対する自覚がないことが多いとされています。また、職務満足感に欠ける場合も多いという報告もあります。
自分を変えたい場合は、「感情優先型」から「思考優先型」へと切り替えていくことをお勧めします。「この仕事は本当に今やらなくてはいけないのか?」と自分を客観的に考えていく習慣をつけていくとよいでしょう。そして、仕事が終わったら趣味などで脳を休ませ、リフレッシュしてください!

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