平成28年6月17日に、約2カ月ぶりに病棟のリハビリ室が全面使用再開となりました。
しかし、いまだに残る壁のひびなどは、目にするたびに震災当時の怖さを思い起こさせのではないでしょうか?
地震から2カ月たった今、みなさんやご家族は日常生活を取り戻されているでしょうか?
再度、ご自身やご家族の心身のチェックをしてみてください。
PTSD(心的外傷後ストレス障害 Post-Traumatic Stress Disorder)とは?
以下の症状が1ヵ月以上持続し、それにより顕著な苦痛感や、社会生活や日常生活の機能に支障をきたしている場合、医学的にPTSDと診断されます。
トラウマとなった出来事に関する不快で苦痛な記憶が突然蘇ってきたり、悪夢として反復されます。また思い出した時に気持ちが動揺したり、身体生理的反応(動悸や発汗)を伴います。
出来事に関して思い出したり考えたりすることを極力避けようしたり、思い出させる人物、事物、状況や会話を回避します。
否定的な認知、興味や関心の喪失、周囲との疎隔感や孤立感を感じ、陽性の感情(幸福、愛情など)がもてなくなります。
※地震直後は大丈夫でも、しばらくたってから以下のような症状が出てくる人もいます。以上ようなの症状が出ていても異常ではありませんが、ご相談ください。
いらいら感、無謀、自己破壊的行動、過剰な警戒心、ちょっとした刺激にもビクッとするような驚愕反応、集中困難睡眠障害などがみられます。
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