病気になりやすい「タイプD」 (性格タイプ その2)

心理通信 前号で「タイプA」についてお伝えしました。今回は、近年心血管疾患、高血圧、メタボリック症候群、うつ病などのリスクが高まるとされている 「タイプD」 についてご紹介します。

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タイプB、タイプC、タイプD

タイプB(タイプAの真逆):マイペースで穏やかで無理をしない。
内向的で非攻撃的であまり怒らない性格。
タイプC(CancerのC):がんになりやすい性格。 周囲に気を遣い、感情を自分の中に抑え込む。自己犠牲的、我慢強くて怒りなどの否定的な感情を表現せずに押し殺し、真面目で几帳面な性格。
タイプD(Distressed「憂うつ気質」のD): 「否定的な感情や考えを抱きやすい傾向」と「他者からの否認や非難などをおそれる為、否定的な感情を表現できない傾向」を併せもった性格。
テストA , B両方とも10点以上の人は 「タイプD」 の性格です。

「タイプD」かどうかチェックしてみましょう。

 

テストA そう ややそう どちらでもない やや違う 違う
私は、ちょっとしたことで、すぐ騒ぎ立ててしまう。
私は、しばしば不幸だと感じる。
私は、よくイライラしている。
私は、物事に対して悲観的な見方をしてしまう。
私は、機嫌が悪いことが多い。
私は、ちょっとしたことでもよく気になる。
私は、ゆううつに感じることが多い。
テストB
私は、初対面の人でも、すぐに仲良しになれる。 0 1 2
私は、見知らぬ人にもよく話しかける。 0 1 2 4
私は、社交的な集まりの際に、つい構えてしまう。

いかがでしたか?日本人は4割以上がタイプDといわれていて、これは欧米人の2倍だそうです。
タイプDの人はストレスを過剰に受けやすく、ストレスホルモンであるコルチゾール(血圧値や血糖値を一時的に上昇させ、炎症にも関連している)が多く分泌されている傾向があるそうです。自己肯定できるとよいですね。

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