ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が大事と言われています。
そのために、ノー残業デーを設けている企業も多いです。「ノー残業デーの翌日は仕事がたまって大変」という言葉を耳にします。
残業は減らせないものなのでしょうか?
「リフレーミング」の技法
長時間労働は、心身の健康を害するほか、家庭や地域との和を乱す原因にもなります。
日本人は有給休暇の消化率が低く、長時間労働が「当たり前」になりがちです。
私たちは気づかないうちに「当たり前」をつくっています。家庭の中の「当たり前」もありますし
職場の中あるいは課の中の「当たり前」もあるかもしれません。
人は、現状が快適なものでなくても、「現状維持」が最も安定します。
ですから、生活上の「当たり前」を変えることは非常に難しいことなのです。
「当たり前」を変えるために、今回は「リフレーミング」の技法をお伝えいたします。
~ 「リフレーミング」 ~
NLP(神経言語プログラミング)の考え方に「リフレーミング」というものがあります。「フレーム」とは「枠」のこと。「リフレーミング」とは「思考の柔軟性を増して、物事に枠をかけかえること」をいいます。 以下に示す「AS IF」質問もその技法のひとつです。
「AS IF」というのは「もし○○だったら」という意味で、発想を転換したい時などに有効です。
Q「もし、残業がなくて早く家に帰ることができたら、どうしますか?」 考えてみてください。
・やりたかった習い事に行く ・まだ明るいので庭の手入れや散歩をする ・友達と遊ぶ ・スポーツ観戦
・家族と一緒に夕食をとる ・好きな本を読む ・家の掃除をする ・子どもとたくさん遊ぶ など
Q「ではどうしたら、残業せずに帰宅することができますか?」 アイデアを出してみてください。
・1週間に1度はノー残業デーをつくる ・つきあい残業をなくす ・早く出勤する ・勤務時間中に集中する など
~いかがですか?早く帰る日をつくってみようという気になりましたか?~
今の生活習慣が「当たり前」になっているので新しい習慣を「当たり前」にするには、徹底的にやり続けなければなりません。3ヶ月間続けば「新しい脳の回路」が出来上がり習慣化されるといわれています。
是非3ヶ月間頑張り続けてみてください!