涙を流す

秋が深まってきました。秋はなんだか物悲しくなったり淋しい気分になったりします。
秋は日照時間が減り、自律神経やホルモンバランスが乱れるとも言われています。
ストレスがたまり過ぎていませんか?ストレス解消法の一つに「感情を表出すること」があります。
今回は「泣く」ことの効果についてご紹介します。

感情労働 とは、肉体や頭脳だけでなく「感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要である労働」を意味します。私たちは、患者・利用者が心地よく訓練
や生活ができるように、仕事の時には私たち自身の個人的な感情を抑えなければならない状態におかれています。私たちはまさに「感情労働者」であり、仕事柄かな
りストレスがたまるといえます。
その分、意識して休みの日にストレス解消をして調整をとる必要があります。
赤ちゃんの感情表現は「泣く」と「笑う」の2種類です。「笑う」ことは自律神経のバランスを整えます。楽しいと感じると分泌されるホルモン、ベータ・エンドロフィンが脳から分泌されストレスを軽減させます。また、イライラしていても、口角をあげて「つくり笑い」をするだけでも副交感神経がグッと上がります。
なにかでイラッとした時こそ、ニッコリスマイルをつくると気持ちが落ち着きます。

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「感情労働」「赤ちゃんに習おう!」「涙活(るいかつ)」

「涙活」という言葉をご存知ですか?
「涙活」とは能動的に涙を流すことで心のデトックスを図る活動
のことです。実際涙を流すと、副交感神経優位に切り替わります。
「涙活」をすると自然とリラックスできるため、ぐっすり眠れるよ
うになった、大事な試合の前に緊張がとれてよいパフォーマンス
が出せたなどの効果が出るといわれています。

涙には、3つの種類があります。
① 基本的な涙 : ふだん目を潤すために少しずつ流れている涙
② 反射作用の涙 : ゴミや痛みから目を守る涙
③ 感情の涙 : 感情が高ぶったときに流れ落ちる涙
「感情の涙」には、ストレスを感じると増えるストレスホルモンACTHや
脳内麻薬作用のあるエンドルフィンが含まれています。
これらが涙とともに流れ落ちると、精神的なプレッシャーから解放され、
気分が高まり、辛い気持ちが楽になっていきます。

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